去年に続き今年もエフピコから配当金のお知らせが届きました。
中間配当は去年と同じ1株当たり40円。営業利益、経常利益共に前年比を15%増位で堅調な伸びを示しています。
去年も同じ時期に配当金のお知らせがありました。
エフピコとマツダ株からの配当でした。マツダ株はその後損だし目的で売却しましたが結局本日まで買い戻しを行ってません。
100年に1度と言われる自動車業界の変革で、マーケット自体が崩壊していくと言われています。
マツダ株は今後の成長シナリオが描き切れておらず業績も低迷。株価も上昇気配はありません。
いまのところ買い戻ししない判断が功を奏しています。今後の買い戻しもしないかも。
しかし一方で、エフピコは堅調な業績です、株価自体は去年と同じ水準ですが足元の業績は着実です。
地元広島でもトップクラスの業績と安定成長が望める数少ない企業です。
その特徴は主力のリサイクル事業をあえて海外進出していない点です。
それは海外は日本に比べてリサイクル効率が悪くリサイクルすればするほど持ち出し費用がかかってしまうジレンマがあり、エフピコ程リサイクル効率が良い企業がなく収益に繋がっていないことがあげられます。
エフピコは早い段階から、リサイクルシステムに投資して何とか利益がでるまでに効率をあげてきました。
設備投資、流通、人材の確保。どれも一朝一夕にはいかない地道な企業努力の上に今の業績があります。
このシステムがなかなか海外で案考えると、成功シナリオが描けず、国内での事業に留めいる要因になってます。
去年実際に工場見学しましたが、スーパーからリサイクルで戻されたトレーが異常に綺麗で殆ど無臭でした。このことは海外から視察できた同業者は一様に驚かれるようです。
リサイクルは国民のリサイクル意識にも深くかかわっており、その意識が異常に高い日本だからこそ成立しているシステムです。
なのでエフピコのリサイクル事業は国内に重点を置いてます。
この方針が、エフピコを財務的に健全な状態を保っていると私は判断してます。
リサイクルを好み、国も積極的にエコを支援してきた国内だからこそ成立する商売ですね。
この方針が変わらない限り、衰退する国内でも安定的に成長していくと思います。
リサイクルのグローバル化を敢えておこなわなければエフピコは長期保有するし、買い増しも検討したい銘柄ですね。