突然ですがお金を盗まれました。
お金といっても現金ではなくクリプト資産(暗号通貨)です。
数年前にNTFが活況だった頃、opnen seaで試しにNFTをいくつか買った頃に遡ります。
open seaで買い物をする場合は専用の財布が必要です。その財布を利用する際にメタマスクというツールを使います。
当時メタマスクに3万円程度を送金し、好みのNFTを買ってることをしてました。
メタマスクに送金されればイーサリアムに換金されて買い物する事になります。
そのNFTに価値がつけば面白いのですが、NFTには今現在特に価値がつくことはなく本題はメタママスクの中にいくばくか残ったイーサリアムです。
残金のイーサリアムのことを完全に忘れたまま数年が過ぎ、現在まで保有してました。
昨今クリプトブーム再燃によりビットコインとイーサリアムの2強の時代になっているのは説明するまでもありませんが、私のメタマスクに入っていたいくばくかのイーサが4〜5倍程度に増えて10万円以上の価値になってました。
これは有効活用せねばとメタマスクから日本円に換金しようと試みるもなかなかうまくいきません。
現在はクレジットカードと紐付けて送金されるシステムをメタマスク側がとっていますが、ほとんど大手のクレジット会社が受付拒否の状況。
一旦諦めて冷戦になり、なんとか情報を入手すると三菱UFJ系のクレカがメタマスク送金に対応していることがわかり、早速手続きを始めます。
クレカ申請は数時間もしない内に審査が通りましたが、物理カードが来るのは早くても1週間以上かかります。
その間は仕方なく待ち状態になりますが待つしかありません。
しかしお金はその間に盗まれていいました。
原因は典型的なフィッシング詐欺です。
数年以上ほったらかしたメタマスクのログイン方法が分からず、あろうことかPCからシークレット鍵を入力する偽サイトに辿り着き、うかつにも鍵を入力してしまってした。
後から気づけばスマホアプリにメタマスが入っていて顔認証で簡単にログインできるにも関わらず、安易にもPC上の偽サイトでシークレット鍵を入力してしまっていたのです。
気づけば、入力してからものの30分後には送金されていて、しっかりとブロックチェーン上に刻まれています。
ただし、この送金には誰の責任もとなわないの非中央集権型の仕組みが暗号通貨の本質です。
送金されたブロックチェーンを見るだけで何もすることはできません。
ほんとに安易な行為だと気づいた時にはすでに遅く、シークレットキーを知られることがいかに大事なのかは、DMMビットコイン事件を見ても明らかです。
暗号通貨は今後も使われるでしょうが、よりダークマネーにもなるなと身をもって体験した出来事になりました。