プロ野球引退後に就きたい職業1位は『一般企業で会社員』
日本野球機構の調査結果の記事をみて少し驚きました。
プロ野球選手は憧れの職業ですが、実際になった人からの目線ではリスクの少ない安定した会社員の願望があるんだなと妙に納得しました。
広島のプロ野球チームと言えばカープですが、新聞紙面で年収ランキングが公開されます。
カープの選手になったとしても全選手の半分以下は年収900万円以下が実態ようです。
400~600万円位の年収であれば、サラリーマン年収とさほど遜色ないです。
年収が高い低いという事よりも、プロ野球選手というリスクの高い職業に見合ってるのか、コスパでみると案外割に合わないのかもしれません。
プロ野球選手は、成績が残せないと次の契約や年収が保証されません。
一方サラリーマンは、仕事で結果がたとえ出なくても、それが原因で解雇されることはまずありません。
サラリーマンを解雇するには法的にも社会的にもハードルがものすごく高いです。
自らの意思での退職はたやすく辞めれますが、会社からの解雇命令は著しい社内規則違反や社会的犯罪でもしないかぎり解雇できません。
労働者(サラリーマン)は解雇に対しては法的に手厚く保護されてます。
年収さえ不満がなければほぼリスクゼロでお給料が貰えます。
サラリーマン給与は仕事に対しての成果というよりも、時間拘束に対しての対価の側面が強いです。
あくまでお金だけで比較すると、400~600万位の年収であれば、結果を出さないと次がないプロ野球選手よりも、解雇に対して手厚く法的に保護されたサラリーマンの方がが割が良いと思ってしまいますね。
しかしサラリーマンを長くやっていると、所属する集団がつまらなく、しがなく思えてきます。
あくまで組織の役割(歯車)で仕事するので、個々の力が組織の全面にでることはまずありません。
すべては組織の力となって社会に貢献していきますが、組織の中で働いてるとなかなか自分の貢献度って実感湧かないんですよね。
だから、サラリーマンは個人名で活躍するプロスポーツ選手やフリーランスで活躍している人に憧れるんだと思います。
しかしプロ選手やフリーランスからみれば、サラリーマンは憧れの的なんですね。
お互い同士が違った境遇を「雲の人」だと感じてます。
無いものねだりなのかもしれませんが、お金とコスパの観点だけで比較すればサラリーマンやってる方が良いなと私は思いました。
人は潜在的にリスクを嫌うものだと思ってます。
なので同じ年収ならプロ野球選手よりもサラリーマンを選ぶ人が多いでしょう。
資産運用も同じところがあります。
今なの定期預金の金利なんてほぼゼロですが、バブルの頃のゆうちょの定期預金の金利は6%位ついてました。
リスクのある株式投資なんてしなくっても、良い利回りが保証されていた時代でした。
そんな時代に株式投資をあえてしようなんてほとんどの庶民は思わなかったはずです。
しかし今は定期預金の利回りがインフレに負けてしまう時代です。
リスクをとってまで株式投資をせざるを得ない理由がここにあります。