ビックカメラの株価が1年前と比べると右肩下がりです。
直近の決算をみてみると売上高は上がったものの利益率は前年同月比より下がっています。利益率も1%台で低迷しています。
決算上の数値だけをみれば最近の株価の下げは納得できる部分があります。
マイポートフォリオの個別株の中でも下げ幅が最も大きいがビックカメラ銘柄です。
決算状況が良くはないですが赤字までには至っていません。
しかしビックカメラのサービスは充実していますし、ワクワクさせられるものもあります。
先週スマホの契約はビックカメラで行いました。
駅前の一等地にあるのも影響しているかもしれませんが、スマホフロアはそこそこ賑わっていましたよ。
そしてなにより店員さんの対応が迅速かつ適切で気持ちよかったです。
しかもビックビックカメラでしかない特典(機種代が実質無料で商品券付)満載で大満足のスマホ契約でした。
一方で契約の合間に家電フロアの階をウロウロしてましたが、人はまばらでしたね。
でも、ビックカメラはネット取り置きサービスというのを開始しています。
なんでもかんでもネットで買い物して自宅に配送が消費の主流になっていますが、少額商品は配送料の高騰でネットでの買い物を足踏みしてしまうことが最近増えました。
3000円とか5000円の買い物以上で配送無料というのが多くなりましたね。
買いたいものは1000円程度なんだけど配送料が500円かかるのならネット買うのはもったいないなと思うパターンが最近増えました。
なのでネットで買えるものでも休日にお店に足を運んでお目当ての商品を探して購入する機会が逆に増えてます。
しかし店頭での買い物は移動する手間と、欲しい商品が置いていないリスクもあり無駄足になることもあります。
ネット買い物送料がもったいない、でも店頭で探すのが面倒というニーズを取り置きサービスは解決してくれてます。
欲しい商品はネットで注文しておき、平日など会社の帰宅途中にお店によって品物をうけとれば配送料がかからなくて探す手間も省けます。
とても親切なサービスを提供してくれています。
また、ビックカメラはeスポーツ施設の提供にも積極的で、関連するPC周辺機器は専用の販売フロアが充実しています。
高性能なゲーム専用と謳われた機種がずらりとフロアに並んでましたが、人はまばらでした。
家電やeスポーツ辺りの消費に関しては店頭に人がいないからといってもネット社会の今は一概に衰退しているとは限りません。
株価の下落とはとは対照的にビックカメラのサービスの質や充実ぶりは、実際に足を運んでみるととても良い印象をうけます。
その良い印象が株価に反映されていないのが残念なところです。
ビックカメラ店舗は海外には進出していないので海外投資家からすると財務状況と決算情報がすべてなのかもしれません。
日本株式市場の6割程度は海外からの投資資金での売買だといわれていますので、実際の店舗やサービスを知らない海外勢にとっては妥当な株価なんでしょう。
日本人の投資マインドを上げて投資喚起して、ビックカメラのようなサービスの良い企業に国内の資金がたくさん流入していけば市場は活気づくのになぁと思う今日この頃でした。