表向きにはカミングアウトできない男女関係があまりにもリアルすぎる漫画です。
Kindleでも読めますが、紙媒体の中古本が定価でメルカリ等で取引されてる過熱ぶり。
しかも、最新刊が今週末発売されましたが、Amazonではすでに手に入らない程の人気ぶり。です。
七巻まで発売されてますが、だれがこの本の主人公なのか巻末になってもわかりません。
全ての登場人物が、本当に実在しているかのように細かくキャラが描かれてます。
彼女代行サービスのキャスト目線で進行して行く物語は、かなり真実味があります。
漫画にするまでの取材力がハンパないのではと感じます。
巻が進んでいくにつれて、ホストクラブが話の舞台となり、客として通ってしまう女の子の心情がとても繊細に描かれていて、ホストの虜になってく過程がリアル感満載です。
彼女代行サービスでも、ホストクラブでも重要な要素はオカネの関係。
その関係が前提でだとしても、人が心を奪われて本気になっていく様が、この本の醍醐味です。
おかねで繋がった嘘だらけの関係。
この漫画の中の女の子が、感じるシーンがとても印象的です。
お金で繋がってるのは事実だとしても、それが嘘なのかどうなのか。。
お金の関係だとしても、人の感情が動かされて心揺さぶられるのは事実。
ホストや彼女代行サービスとかにハマり倒せるのは、ある意味とても貴重な事だとおもいますよ。
お金の関係だとわかってても、超えちゃいけないルールに抗う姿も、リアリティ満載。
虚構な舞台に、本気で感情を奪われてる世界こそがリアルなんでしょうね。
その為には決して安く無いお金が必要。。。
男女の化かし合い物語は、今も昔も不滅。
【明日私は、誰かのカノジョ】はコロナ渦を舞台にした、現代版男女の化かしあいが堪能できる1冊です。