私は企業のサラリーマンです。
職場は自宅から約20Km位離れています、主だった通勤手段はJRです。
ドアツードアで、約80~90分位かかります。もう10年以上も続けていますので我ながら感心します。
JRの移動は乗り換え含めて約1時間は費やしているのでその時間はもっぱら読書の時間になります。
投資を始めてからは、投資関連の本をよく読むようになりました。
今回紹介する本は、既に15年以上に出版された本で、投資をされている方は一度は目を通す本ではないでしょうか。
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術 [ メアリー・バフェット ]
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朝の通勤時間帯は、一日の中でも比較的頭がクリアなので投資関連本を読むのにはとても都合がよいです。
しかし帰りの電車では、ほとんど投資関連本は読みません。というか仕事で頭を使うので疲れて読めないです。
本書の中には、主な財務指標が頻繁に出てきます。
財務指標の理解を深める為、章ごとに自習問題やケーススタディがちりばめられて、投資専門の学校がもしあれば授業で使いそうな位の実務本の構成になっています。
この実務的な部分が私にとってどうしても頭に入ってきません。
仕事は機械系のエンジニアの仕事なので、計算や数字は不得意ではないのです。
仕事で使う物理式や評価に使う専門的な数値式ははほとんど抵抗なく頭に入ってきます。
しかし、財務関係の数値に関してはてんで頭に入ってきません。
はっきりいってしまえば財務関連の指標にあんまり興味がないんです。
もちろん自分が投資している企業の決算や財務状況は気になって調べるのですが、分析や評価には興味が湧いてこないんです。
仕事で扱う実研データの分析や評価は時間を忘れる程夢中になれるのですが、財務関連データはそんなに夢中になれないです。
なので、財務分析や評価については、もっぱらネット情報を参考にします。
個人ブログでとても参考になるサイトがたくさんあります。私はよくHIROさんのブログを拝見し参考にしています。
会計出身の方が書かれているので、とても財務指標の分析や評価が分かり易いんです。
自分で分析するのが一番重要だと思いますが、サラリーマンという性質上、自分で分析する時間は限らておりその評価の妥当性も怪しいと思ってます。
要は自分の財務判断なんて疑わしい、そもそもあまり興味がないので、良質なネット情報に頼って投資判断してるのが現状です。
この本を読んでも、財務判断や分析は自分では行わないでしょう。
また本書には、丁寧にエクセルでの分析手法を紹介してますが、この辺りの部分は少し時代遅れかなという印象です。
KABUTAN等のサイトでは、本書に書かれている分析手法はネット公開され、買いかそうでないかとか割り安かそうでないか等を、財務指標や決算結果を連動させて瞬時に分析しています。
本書の初版が2002年なので、有益なネット情報のことにも少し触れてはいますが、投資関係のテクニカル分析の情報は飛躍的に広まっているので、本書で説明するまでもなくネット情報で事足りている状況です。
正直私には、この本はあまり参考にならなかったです。
参考になったのは、この本を通していかに自分が企業の財務指標に疎いのか、会計知識にさほど興味が湧かないということに気づかされたという点において読んでよかったです。
テクニカル分析は今後もネットやブログの情報をもとに、自己判断で投資先を決めていきます。
ファンダメンタルな領域については、テクニカルよりも興味が湧きますので今後も勉強していきます。
そもそも企業はどんなビジネスをしているか、にたようなビジネスでライバルがたくさんいないか、ブランド価値は高いのか等の情報はしっかり自分なりに分析して納得いく企業に投資していきたいです。