今夜もキャッチ―なタイトルのNHK番組をつい見てしまいました。
内容は個人で可能なM&Aの内容でした。
サラリーマンが会社勤めを辞めて経営者を目指し、地方の事業の継承を担っていくというものでした。
少子高齢化の日本では確かに事業継承のニーズは昔に比べて多いようです。
サラリーマンが会社を買うことを促す本もよく売れているようです。
この本の記事にも書きましたが、サラリーマンがM&Aするというフレーズが社畜労働者から脱却できるようなイメージがありますが、実際はサラリーマンに不動産を買わせる昔流行った不動産投資の構図と酷似しています。
そもそも利益になるようなM&A案件は仲介前に話がつくでしょうし、旨味のなくなったM&A案件が経営者をしてみたいサラリーマンに回ってくるのだと思います。
番組はM&Aで儲かっている人の事ばかりを強調してなく、事業で失敗した人も取材してしっかりリスクがあることも織り込まれていたので見ごたえはありました。
投資目的のおいしい不動産は簡単に世に出回らないように、益がでるようなM&Aは経営知識の乏しいサラリーマン起業家には回ってこないと思います。
番組のコメンテータの方が良い事言ってました。
リスク回避は大切です。
サラリーマン辞めていきなり経営者を目指すよりかは会社勤めしながらチャレンジしたほうがずっとリスクがは低いです。
一部の成功している人ばかりに焦点が当たりますが大半は成功しないひとがほとんどなんだから、サラリーマンをやりな経営者ごっこから始めてみるのもアリかなと思いました。
会社を買って経営者になることよりも、サラリーマンやりながら株式投資をして経営リスクをとることも十分チャレンジングだと思ってます。
私は【読書】サラリーマンは300万円で会社を買いなさい。を読んで会社を買ってみたいというよりかは、これだけM&Aが盛んなんなら仲介業者が儲かっているはずだと考え日本M&Aセンター【2127】に投資ました。
株価は低調ですが、売り上げは右肩上がりでや財務状況も申し分ないので長期保有しておきたいなと思ってます。
不動産にしても、現物不動産運用よりからリート銘柄に投資した方が貧弱な知識でも少額から投資でき敷居が低くチャレンジに値すると考えています。
サラリーマンしながら株式投資は程よくチャレンジもできて私は最強ではないかと思います。
仕事を辞めて起業とか経営者とか一見カッコよく見えますが、収入面で成功するのは一握りかなと。
収入面で再現性が高いのは会社を買うより株を買うことかなと私は思います。
テレビや雑誌では一部の成功した人ばかりの人達が出てきます。
しかし世の中の大半は成功しない(有名にならない)その他大勢の人々です。
サラリーマンで組織の一部となりつつ、経営者よりも上の株主の立場で労働以外の収入も得て豊かに過ごせれば、成功にも有名にも興味はないんです。
どっちつかずの中途半端な状態も案外良い生き方かも。
後は2,000万問題に安易に振り回せられないようにしなければ。