米国個別株関連でひときは好調なコストコの投資を考えています。
コストコは好調な米国株の中でもあたまひとつ抜けた好調企業です。
広島にも約5年前位に店舗ができました。無料招待券で一度だけ利用したことがありますが食料品や日用品が主で大量購入目的であれば購入してもよい商品がありましたが基本的には欲しいものはありませんでした。
しかし日常品を定期購入する主婦目線であれば会員になっても利用する価値はありそうです。
母親は広島に店舗ができた当初から会員になっており定期的に通ってますし、妻も母親の会員目的でたまに一緒に買い物をしています。
コストコは世界中で店舗を運営しています。 ”米国+プエルトリコ”で527店舗、”カナダ”で100店舗、”メキシコ”で39店舗、”日本”でも26店舗を展開しています(2018年)。
調べて驚いたのがコストコは、ほぼ仕入れ値で商品を販売していることです。
その証拠に転売(せどり)目的で利用する人が多く転売系のサイトが散見されます。
そもそも大量購入が売りの店なのでコストコが転売を規制できる訳もなく、事実上容認状態になっているようですね。
しかしせどりでだれもが確実に儲かるとは思えません。
ヤフオクやメルカリを仮に使ったとすれば、手数料分の10%を考慮しなければなりませんし、送料もかかります。だいいちせどりにかかる自分の時給を換算すれば儲けをだすのは至難でしょう。
ほぼ仕入れ値販売だけあって、コストコの利益率はわずか2%程度(米国四季報2019より)です。
しかし少ない利益率をカバーしている一本柱が 全世界で5,160万人も有料会員となっている(2018年)会員収入です。
コストコのビジネスモデルは会員費で稼ぐことが一番の特徴です。
商品の売り上げの前に会員費で収入を確定させているところが強いです。
利用者は使っても使わなくても会員費分の利益は確定しています。コストコ倉庫内の商品で利益を出す必要が基本的にないのです。
なので商品をほぼ仕入れ値で出すことができます。もちろん店舗代や人件費は上乗せされていると思いますが必要最低価格で利用者に提供できるのは強みです。
実店舗での売り上げが群を抜いてますが、ネット社会のなかeコマースも拡大基調なのは抜け目なくビジネスしている感じです。
コストコでの実際の買い物はクレジット機能付きの会員カードがないと基本的に買い物ができません。
しかし、店舗内で販売されている商品群(プリペイドカード)を購入しておいて、それを次回入店時に提示すれば、会員でなくても買い物が可能な裏ワザがあるようなので近々偵察にいって品揃えやどんな人混みなのかを体験したいとおもいます。
あとクレジットカードの主要提携先をAMEXからVISAに変更して、VISA株主にとっては朗報です。
おまけ情報ですが、広島店はマツダスタジされアムに隣接してるのでコストコ駐車場から野球グランドか見えるのでタイミングが会えば観戦ができてしまいます。
カープチケットはなかなかな取りづらいのでコストコ会員になって野球観戦もできると考えるとお得かも。
店舗内商品の売り上げに依存せず、会員制ビジネスで前払い収入を確定させる、手法は会員離れしない限り安定してます。
節約思考は資本主義経済社会においては万国共通だと思います。
これからも節約嗜好の人達にコストコは訴求し受け入られ続けていくでしょう。