先日NHKクロ現でやってたイキイキ働くことについて考えていたら、、、
面白い映画をアマゾンビデオで見つけて思わず観賞しました。
アマゾンビデオのお陰で、映画館にいくことは全くなくなりました。
あるとすればデートとか他の人と楽しむことを目的にしないかぎり行くことなないでしょう。ひとりで映画をみるには家でアマゾンビデオが見るのが最適解です。
内容はマイケルムーアが他国の人々に取材し学べる情報を自国に持ち帰る趣旨のドキュメンタリーです。
自国のアメリカをかなり批判的に描き自虐的な部分がありましたが、映画全体でみればアメリカを憂うムーアなりの愛国心がこの映画からにじみ出てていました。
ムーアが切り取る内容は、労働、経済、教育、歴史、ドラッグ、犯罪、女性問題と幅広い切り口で充実した内容でどれも見ごたえがありまったく退屈することなく2時間が過ぎました。
そのなかでも、世界の労働観については考えさせられる内容が多かったです。
・イタリアの労働事情
休暇がとても多い。法規制で労働者の休暇がかなり充実している。
アメリカは法規制がないので実は有給休暇の概念があまりない、交渉して取得するもの。
工場の昼休みは2時間が当たり前、家に帰って食事を愉しんでる。
イタリア人の価値観として過度にリッチなることに意味を見出していない。
それにも関わらず労働生産性は世あの上位にいる。
イタリアは年間4週間の有給休暇は当たり前、アメリカは3週間とれれば良い方。
・ドイツの労働事情
1週間に36時間働いて、40時間の成果を出す国。
企業の監査役に経営者だけでなく、会社の労働者に就かすことが義務付けられていて、企業の腐敗を内部管理できる仕組みを作っている。
休日に上司が部下に業務内容をメールすることは違法。
労働は労働で割り切っていることが普通の国なんですね。それでいてどちらも生産性が世界トップクラスです。
イタリア・ドイツは効率的に働いて稼いで、残りは仕事以外で幸せな時間を過ごして暮らしている国です。
一方のアメリカは稼ぐことそのものが幸せだ、というような価値観があると思います。
日本は働くことそのものが幸せだという価値観があります。
どの価値観も正解は無いんですが、他国の事情や価値観を映画を通じて知ることができて大変面白かっですね。
他にもたくさんの国の事情もムーアの視点で映画かれています。
今回は労働目線での他国の価値観を備忘録で書きましたが、労働以外のテーマでも機会があれば書き残しておこうと思います。