1月の下旬から2月にかけては決算シーズンです。
10年以上つきあいのあるJUKI【6440】は2期連続の増収増益でした。
一昨日の夕方発表されたので、本日株価に早速反映されました。
前日比で8%以上のプラスで終えて、ひとまずは安心しました。
昨年11月決算時も増益でしたので2期連続の増益となっています。
JUKIは工業用ミシンの世界シェアNo1企業ですが売り上げ構成は中国が大半を占めてます。
昨今の中国市場減退と貿易摩擦の影響で決算に期待はもてなかったのですが、その悲観的な予想を見事に裏切ってくれました。
東証1部の企業の多くが今期減収減益の発表をするなかで地道な企業努力で増益を果たすのはすばらしいと思います。
株価もしっかり反応はしています。しかし短期的な反応に過ぎません。
1年位の中期でみると右肩下がりなんです。。。
去年の5月の決算は減益だったのでものすごく下げてますが、その後は増収増益です。
それなのにも関わらず1年間のスパンで見れば徐々に右肩下がりです。
この右肩下がりの原因はなんなんでしょうか?
ひとつは、世界の投資家からみて日本は長期的に有望視されていないことが挙げられると思います。
米国の主要企業が2期連続のここで増収増益であれば、ほとんどの銘柄が高値を突き抜けていくでしょう。
さまざまな所で言われてはいますが、私の実感としても日本株は長期投資には不向きですね。
私がここで吐露するまでもなく、日経平均とNYダウ等を比較すれば明らかですし。
それでは短期的なうねり取りを考えますが、長期的に横ばいか右肩あがりでないと儲けを出すのは困難です。
短期で頻繁に売買してしまえば手数料と税金の方が高くつく場合があり何やっているか良く分からなくなりますしね。
合理的に考えれば米国株一辺倒で良い気がしますが、日本にいる以上元気な企業に投資して応援したいカントリーバイアスがどうしても働いてしまいます。
地元の企業だったり、もと働いていた会社であったり、ごひいきにしたいマインドで日本株は購入してしまいます。
しかし決算好調なのにもかかわらす長期的に右肩下がりだとやはり投資マインドは下がってきますね。
今後はますます米国への投資比率が大きくなってくると思います。
私のポートフォリオもですが、日本の投資家全体も同じようなことになるのではないでしょうか。
ちなみに楽天証券の投信信託のランキングをみてみると
楽天・全米株式インデックス・ファンド (VTI)が、堂々のランキング1位です。
値上がり率はど圏外ですが、米国市場が日本市場よりも期待値が高いことをなによりも物語っています。