私の職業は機械系のエンジニアです。
学校も機会工学系を卒業してますので理系を主に学びそして社会にでても理科系の職業を生業に今日に至ってます。
一方で2005年位のホリエモンのライブドア騒動あたりから株に興味を持ち始め少額で運用してました。
少額で持っていたものの殆ど運用することなくほったらかしでリーマンショック以降も持ち続けて極端に下げた時期は少しずづ買い増しアベノミクスで急上昇。
少額でも長期で保有してれば資産が増えてくんだなぁという実体験から米国個別株やETFをちょうど去年あたりから本格的に運用してます。
株式投資自体の経験は少額運用の頃をいれると13年位になりますが、財務諸表の見方や会計に知識については全くといっていい程に無知ですし、興味すらありませんでした。
しかし家計の資産の大部分をリスク資産に投じるようになってからは、これでは駄目だちゃんと会計知識を知っておくは必要があると危機感がつのってました。
会計的なアプローチの個人ブログで知識を得つつなんとかファイナンスについての表面的なことはついていけるようになったと思ってますがまだまだ知識不足は否めません。
会計的な知識不足を解消すべく、米国株を会計的なアプローチで書かれているヒロさんのブログを非常に参考にしてます。
記事もさることながら紹介してくれる書籍も参考になってます。
会計の事を学ぶにはとっつきやすく、基本的なことはこの本一冊で良いでらしいす。
らしいですと書いたのは、一度読んだだけでは、私の頭の中には中々スッとは入ってこなかったので繰り返し読み返して理解していこうと思ったからです。
恐らく会計知識のある人が読んだら、とてもベーシックな事が書かれているとは思うのですが、私にとっては難解な部分が多いです。
今後何度も読み返してこの本に書かれていることの内容を頭に定着させたいと思ってます。
その中でも、自分にとって分かり易かったのは、
損益計算書の仕組みが滝から落ちる水流の如くような説明があった点です。
売上高⇒売上原価⇒【売上純利益】⇒管販費⇒【営業利益】⇒営業外損益⇒【経常利益】⇒特別損失(利益)⇒【税引前当期利益】⇒法人税金⇒【税引後当期利益】
【】が損益計算書の五つの利益で説明されており売上高から始まって様々なものが引かれ最終的には税引後当期利益=純利益となる説明がとても分かりやすかったです。
さらに損益計算書と利害関係者との関係の説明も株主の立ち位置を分かり易くイメージすることが出来ました。
・商品が購入されれば会社の収益に繋がります。
・商品の原材料費を調達すれば取引先が潤います。
・会社が人件費をかければ雇用(従業員)が創出されます。
・企業融資で利息が発生すれば、金融機関との関係が強まります。
・法人税が発生すれば国家が潤い社会が潤います。
・役員報酬は経営者が受け取ることができます。(元日産のゴーンさんはこの部分を虚偽記載した容疑で世間を騒がせてますね)
・そして上記の利害関係を清算された後に最後の最後に残余配当として株主に還元されます。
配当は企業の汗と涙の結晶と言われたりしますが、その意味がこの本の解説からも読み取ることができ納得です。目から鱗の内容です。
本の内容が全部が全部、腹に落ちて納得できている訳ではないです。
この本が分かり難いというよりかは私自身の理解力の問題です。
なので、本棚に閉まっておかず手元に置いて何度も読み返そうと思う書籍です。
株式投資は最終的にはエイヤー!で決断することが多いのが実情だと感じてますが、会計的な裏付けや数値の理解を深めることはとても大事なことです。
書籍や優良ブログを参考にしながら、そしてエイヤーも踏まえながら、答えのない投資の世界を泳ぐ覚悟です。