ひふみ投信で有名なファンドマネージャー藤野さんが書かれた本の中に印象的な事が書いてあったのでブログに残しておきたいとと思います。
中身の大半は専門的なことはあんまり書かれていないのでとても読みやすいです。
投資を始める前の方や、投資に興味が無い人が読むと面白いかもしれません。
お金についての本質的な話が書かれてます。
その一つ目は
その中で米国と日本のヒーロー像に違いあるが書いてありました。
日本のヒーロー像は基本的にお役人や公務員がほとんどです。
少し思い浮かべただけでも
ウルトラマン・水戸黄門・踊る大走査線・海猿。。。
全て国家に属した公の権力に対して憧れをもっています。
一方の米国は
バットマンやスパイダーマン等の民間人が多いです
しかもあまりパっとないどちらかと言えば目立たない、何の取り柄もないような主人公が実はヒーローというのが米国のヒーロー像です。
日本は国家に憧れを持ち米国は民間人に憧れをもっていて、このことが両国のお金の価値観に違いを持たせていると藤野さんは主張されてます。
国家が悪を倒すことが美徳されている根底には。
清貧の思想が根強いとしてます。
そして清貧が美徳とされ、お金が汚いことだという間違った価値観になっていると主張されており、私は大いに賛成しいたいと思いましたが。
また
この一文を読んだ時私は真っ先にあのバックトゥザフィーチャーのマーティが頭に浮かびました。
Are you chicken?
と学校の生徒からからかわれてマーティの親父もうだつが上がらない、ちょっと情けない家庭の設定です。
そのマーティが過去にタイムトラベルして両親に出逢い、そして違った未来が書き換えられていくというストーリーで大ヒットしたSF映画です。
当日中学生だった私の中で一番影響を受けた今でも色褪せない一番大好きな映画です。
続編も面白かったですがやはり元祖がいちばん好きです 。
元祖の映画の中で
マーティが若かれし父親に母親をなんとか口説かせようとするときに言うセリフがあります。
成せばなる。
If you put your mind to it, you could accomplish anything.
というシーンが大好きです。
自分たちの未来は自分たち自身で作っていくんだというメッセージが込められていると思います。続編でも同じような趣旨のセリフをドクが言ってます。
とにかくこの映画以上に影響うけた映画は他に現れないじゃないかと思う位影響されました。
日米どちらの映画もよく見る方だとおもいますが映画のヒーローは?ともしも聞かれたら私は真っ先にマーティを挙げますね。
米国投資もなんら抵抗がなく市場に参入していられたのはこんなことも理由のひとつかもしれません。
米国ポートフォリオはETFを除いてはどれも少なからず自分の中の好きな自分にとって愛着のある銘柄を選んでます。
銘柄選びで少なくとも愛着か湧くのか湧かないかと言うポイントは結構重要だと思ってます。
二つ目として
日本の株主総会は形式な内容ばかりで不真面目な会社が多いと書かれてます。
この点は私も同感です。
地元企業マツダの株主総会に始めて出席しましてが、会社側が株主を過度に接客してすこし気持ち悪い印象でした。
さらには総会中の株主からの質問に対しては、終始形式的な回答ばかりで本質に迫るようなものは何ひとつありませんでした。
株主総会は経営者と出資者が唯一面と向かって議論か出来る貴重な場所のばずです。
それが事前に議題に上がている決議を取るだけの為に半ば強引に粛々と進行を進めようとしている経営者の姿勢にすこし腹が立ちました。
株主は形式的な決議の為に、足を運んでいる訳じゃないと思います。
もっともっと真剣にお金や経営に関わることを明け透けに議論しても良いのでは感じました。
総会中は録音や撮影は禁止とさせていただくとあったのでなおさらです。
真剣にお金や経営のことをつまびらかに話す姿勢を全く感じれなかったのが、マツダの株主総会では一番印象に残りました。
なのでこの本にかかれている通り、日本企業は株主に真剣に向き合おうとする姿勢が感じられないという意味において不真面目であると言えるのかもしれません。
この本からも、私のポートフォリオは米国への投資配分は今後も増えていき日本株の比率は下がっていくと思われます。
ひふみ投信の組み入れ銘柄上位も米国株で占めるようになってます。
明るい未来を創造している企業は断然米国が多いと思います。
米国企業の多くは自分のハートを動させてくれるものがあります。
なので投資したいと信じて実行に移せるんです。
日本企業には正直なところハートを動かしてくれる企業が米国に比べ少ないのが残念です。