東京ディズニーランドを千葉県浦安に誘致した3人のプロデューサーにまつわる話です。
前例の無いようなプレゼンが、ものの見事に当たり、本場アメリカのディズニー役員達の心をワシ掴みし誘致を成功させたことなどが忠実に描かれています。
本書に登場するプロデューサーは、さぞ有名なのかと思いきや、決して歴史の表舞台にその名を馳せていない方ばかりで、偉大な黒子の偉業が分かる本になっています。
時代は1970年代から80年代のバブル絶頂期。
東京ディズニーランドの成功を真似てたくさんのテーマパークや遊園地が出来ましたが、10年以上生き残ってるものは殆どありません。
ディズニーブランドと施設のクオリティの高さは開園当時から疑い用もないほど確立されていたんですね。
そんなディズニーランドを誘致した、超個性的なプロデューサー達の活動がとても斬新でユニークでおもしろいです。
この本の作者の方も、エンタメに深く関わってる方で、東京FMで放送されていた、土曜夕方から始まる、アバンティの番組を製作されている馬場康夫さん。
このラジオは凄くよく聴いてました。土曜の夕方の時間にピッタリだったし、ウィスキーロックの音越しに聞こえてくる、各界の著名人の知的な会話がとても贅沢な時間を過ごさせてくれてました。
エンタメ一時代を間違いなく築いた方たちの仕事っぷりを堪能できる1冊です。
今コロナ禍になって、リアル娯楽施設は大きな岐路に立たされてます。
今の東京ディズニーランドもこれまでのスタイルを続けていく事は難しいかも知れません。
これからも人々の生活にエンタメは必要な不可欠だし、それこそが人間たるゆえんになっていくでしょう。
ディズニーはこれから世界のエンタメをリードしていけるのか?個別株持ってるし、今後のディズニーの行く末がきになってきますし、要チェックです。