今年発売されたばかりの本がタイトル名です。Kindleで夜な夜な寝る前に読んでます。
専門用語は多いですが内容自体はまるで小説を読んでいるかのような構成で書かれているので比較的読みやすいです。
1980年代90年代のアルツハイマー研究に携わった実際の出来事を元に描かれていて、人間ドラマの要素も入ってて面白いです。
去年にアルツハイマー治療薬が臨床段階に入っていることが報道されていますので、治療可能な日が訪れるまで時間の問題だと思います。
アルツハイマー患者には、脳内にシミのような物質(アミロイドβ)が溜まり脳細胞を死滅させて起こる事が原因で、治療薬は原因物質を抑制させる効果があるとされています。
アルツハイマーの原因研究が盛んな頃から30年以上経ってやっと治療薬が世の中に登場しようとしてます。今後はこの時間軸は飛躍的に改善するでしょう。
その大きな要因はIT技術の発展と膨大な情報が短時間で処理出来、深層学習(AI)技術がめざましく発展した点にあります。
この成長の恩恵で医療技術は20世紀の時代とは比べ物にならないくらい発展すると思います。
今日の米国株の発展を主に牽引しているのはIT関連のハイテク株。今後はバイオ技術、ゲノム編集に強い企業がリードしていくと予想します。
人は誰しも心身共に健康で豊かに生きたいと思っているとすれば、バイオ技術株が今後成長しないはずはないでしょう。
新薬開発はこれまで以上に早くなり、その結果人類の平均寿命が伸びていきます。
今後はバイオ技術関連銘柄が熱いでしょうね、今からIT関連株を一生懸命探しても掘り出し物は見つかりにくいと思います。
新薬開発やバイオ関連の銘柄は、米国、日本で区別することなく、面白そう銘柄を探してみたいですね。
今年は特にバイオ、ゲノム関連の情報に注力していきます。
それは不老不死が現実の物になりつつあり、お金をかければそれが叶えられつつある時代に入ったとも言えます。
このアルツハイマー征服の本は、不老不死が投資対象として現実的なものとなり、ビジネスとして成り立ちうるサインです。
バイオ、ゲノム関連銘柄は今年最も注力して探していきたい株です。
投資目線じゃななくても、十分に面白い本です。アルツハイマーは、昭和の時代であれば泣き寝入りするしかできなかった末恐ろしい病。しかし今は改善可能な治療薬があり、いずれは征服可能な病になっていくことが理解できる本でした。