昨日のフリマで痛めた腰が悪化してたので今日は馴染みの診療所で治療後は家でおとなしくしてました。
家にいて暇な時はアマゾンビデオで映画を物色してます。
選んだ映画は、昨年ヒットし話題になったイギリスのバンド クイーンの映画です。
音楽を提供する側にとっては、バンドや人の個性の存在よりも音楽の曲そのものが売れて一人歩きするのが一番の喜びになるんじゃないでしょうか。
私はクイーンというバンドには全く興味はないですが、曲は聞きなれた馴染みのある曲ばかりでしたので。
故・樹木希林さの旦那さんの故・内田裕也さんはロッケン・ロールとう発言でテレビによくでて有名でしたが内田さんの曲自他ががどんなのかは全然知りません。。
音楽を提供する人たちは、その音楽を知ってもらい聞いてもらい歌い演奏して引き継がれることで後世に残ってしたのがくのが一番なんでしょう。
映画で流れた誰もが口ずさめるあの曲がどんな背景で、どんな環境で誕生したのかが良くわかりました。
しかし、何故こんなにも映画としてヒットしたのかは良くわかりません。
ライブ映像がものすごく本物に近い感じでしたが、オリジナル映像があるんだろうし、ホントに好きなひとであればオリジナルの方で感動すると思います。
映画は本物さながらのライブ感でしたが、どこまで表現してもライブ感なのであって、本物の映像やリアルタイムでライブを経験した人の感動に勝ることはないと思います。
なので、なんでこんなにも映画がヒットしたのか疑問です。
ライブの感動という側面では忠実感ハンパなかったですが、主役フレディのバイセクシャルの側面やエイズの側面も語られているところは新鮮でした。
この映画をみるまでは、フレディはエイズで死去したくらいの知識でしたので、ゲイとしての半生が垣間見れたのは映画としておもしろかったです。
フレディが死去したのは1991年。今でこそ性の多様化は社会では認められいてカミングアウトすることは珍しくないです。
しかし当時は今よりも偏見はひどかったでしょうし、エイズに対する社会の反応も今とは全く違っていました。
もし90年代にこの映画が発表されていたら、こんなにも反響は多くなかったのかなと思います。
性の多様化がドンドン進み社会に受け入れられ、同時に超有名なシンガー没後30年という時間の長さが当時を駆け抜けた人たちに映画を通じて鮮明に当時の感動記憶を蘇らせたのがヒットの理由なのかなと思います。
91年当時は私は10代前半で、クイーンには全く興味がなかったので、当時の出来事は全く蘇りません。
しかし、クイーンやフレディ自信を知らなくても、曲はいろんな媒体で何度も流れて体に染みついてます。
私はクイーンに関する知識はこの映画で後付けでしりました。フレディもそうです。
しかしその知識自体と音楽を聴いて感動することとは全く関係ないです。
ズンッ・ズンッ・チャッ!
ズンッ・ズンッ・チャッ!
この3拍子を聞いただけで何の曲が分かります。
国や性別関係なく、幅広い人々にクイーンの曲が体に染み込んで離れないこと自体が伝説だし、このバンドの偉大さを感じずにはいられません。
曲は世界共通語だということが分かるお手本のような映画でした。