日本は先進国ですが他国と比べて生産性が低いことが、以前より問題視されてます。
毎週発行されてるバロンズ拾い読みでも、日本の生産性の低さを度々指摘された記事をよく見ます。
私なりの解釈では原因は二つあります。
ひとつは日本人の労働観にあると思ってます。
労働そのものが尊く、欧米は罰としての価値観です。
私は労働そのものは、尊いものだと思いますが、出来るだけ仕事はシンプルに早い方法をみつけて100点は目指さずに80点くらいでアウトプットして、残りの20点は必要であれば改善していく。
ニーズがなければそのまま80点のままとういう感覚が合理的だし生産性の向上につながると考えます。
できることなら残業は1分でもやりたくないし、やらない方法を出勤前から段取りします。
けれどチームでやっている以上どうしても周りのとの同調を考えて、少し残業したりしもします。
もちろん残業は収入になるので、やらないより、残業で残った方が稼げます。
サラリーマンの本音の部分は稼ぐための残業が大半を占めていると思いますね。
私の職場はついこないだまで、残業規制がありました。最近解禁になって残業できるようになりました。
残業規制の前後で大きく業務量に変化があった訳ではありません。
残業をしてもよい環境になるとほぼ一斉にほとんどの人が8時間以上働くようになります。
残業規制前とほぼ業務量が変わらないのに、規制解除と同時に残業してしまえば生産性は落ちることになります。
私もですが、稼ぎたかったら残業をあえてしてしまえばよいと考えてます。
サラリーマンの悲しい性です。結局は時間の切り売り。
切り売りだと分かっても、月の手取りが残業によって増えるのであれば誰だって残業して稼ぎたいはず。
そのマインドが全体として生産性をおとす原因になっていると思ってます。
これが二つめの原因です。
働き改革といっても、日本のサラリーマンは今後も時間の切り売りで給料がある程度決まるでしょう。
成果主義は労働そのものが尊いと価値を置く日本人には、馴染んでいかないでしょうね。
生産性向上よりも、自分の手取りアップが良いに決まってます。
なのでわかってても残業して稼いでしまう。
生産性が上がらない負のスパイラルです。
悲しいかな記事通りだと思います。
成果主義も成果を判断できる人材が少ないのも影響があるんでしょうね。
結局生産性の低いサラリーマンは会社に残り、生産性の高いサラリーマンはどんどん出ていく(転職・起業)ことになる構図は変わらないと感じます。
クロスパールさん
こんばんは。
成果主義ってなんなでしょうね。日本のサラリ―マンは制度的に解雇されないよう手厚く保護されてますし、残業に関しても管理がゆるく寛容だなって思います。
だから成果主義と言われてもピンとこない人が多いはず。
私は日本の労働環境しか知らないので、海外の労働意識や取り組みをもっと知っていきたいです。