もし、１０年前の自分に資産運用をアドバイス出来るとしたらどんなことを伝えるでしょうか？
私は現在４０代のサラリーマン投資家です。
資産運用の大切や重要性に本当の意味で納得して運用し始めたのは３０代も終わりの頃です。
それまでは株の売買経験こそありましたが日本株で短期売買のギャンブル程度にしか考えていませんでした。
過去は取り戻すことができませんが、もうあと１０年前に資産運用の大切さに気付けていたらと思うことがあります。私の１０年前は３０代前半でした。
勝手にですが１０年前の自分へアドバイスしてみます。
また、現在３０代で来月から看護師として新たな道を歩む、私が敬愛する投資初心者の方にもアドバイスしてみたいと思います。
３０代からの資産運用 その①
証券口座の開設
貯金をする為には銀行口座が必要なように、資産運用を始めるには証券口座の開設が必要です。
ネットで開設できる証券口座がベストです。
私は現在、楽天証券とSBI証券を開設していますが、どちらか一つで良いと思います。楽天生活圏でポイントやクレジット、銀行口座を開設していれば楽天証券１拓で決まりです。
３０代からの資産運用。その②投資方針を決めておく
意外に投資方針が重要です。これからの人生で何がしたくどんな人生にしたいのかが人それぞれ違うように、投資方針も人それぞれです。
しかし方針を明確にしておくことで日々移ろう市場の変動に惑わされなく、安定した心理状態で投資を続けていくことができます。これ結構重要。
食いッパグれたくない。将来お金に過度な不安を持ちたくない。お金は裏切らない等は立派な投資方針です。
この投資方針で資産運用を行うとなれば短期運用や短期売買はお勧めできません。儲かるかもしれませんが損することもどちらの可能性も高いからです。ここでいう短期は３年以下です。３～５年は中期。５年以上が長期の位置づけです。
資産運用で一番食いッパグれないのは長期運用（少なくとも５年以上）です。
３０代からの資産運用。その③
投資商品
ズバリ、米国株関連中心の投資信託です。
米国は少なくとも２０年は世界の経済をリードしていきます。しかも人口は減りません。世界のリーディングカンパニーが居座り続けています。
株価も天井を突き抜け続けるでしょう。その間に不景気（リセッション）で株価の下落はあるかもしれませんが長期で構えれば痛くも痒くもありません。
具体的な投資商品は
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
の２拓ですね。信託報酬の安さが長期投資にとっては何よりも重要です。
３０代からの資産運用。その④
投資タイミングと運用資金
投資タイミングはどのタイミングが一番なのかはプロでも分かりません。
経済社会の未来を正確に予想できる人はこの世の中にはいません。
将来の景気や経済のことは正直に分からない前提に立つことが重要です。
そうであれば、投資タイミングはいつでもOKなんです。
期間と投資額を一定にするコツコツ投資が一番食いッパグれません。
具体的には毎月決まった日（例えば給料日）に決まった額を決まった投資商品を買い付けるだけでOKです。
投資額がなかなか難しいですが、積み立てNISA枠を限度額にすると良いです。
積み立てNISAは投資利益が非課税なのでよりお得に資産運用ができます。年間４０万円ｘ２０年間が限度額です。月に換算するとおよそ３万３千円で最大８００万の積み立てが可能。
投資方針は長期投資。※食いッパグれを失くし、お金に不安を抱かない。
・楽天証券で口座開設
・投資信託を購入（楽天・全米株式インデックス・ファンド もしくは eMAXIS Slim 先進国株式インデックス ）
・毎月のお給料日に最大３万３千円をつみたてNISA口座で上記の投資信託を購入する。
・コツコツ積み立て投資を２０年間は続ける。
上記を前提に年間平均利回りを５％で考えた場合、投資元本８００万に対して約１３００万の資産。７％で１７００万円で倍額の資産になります。
もちろん約束されたものではありません。リスクテイク（元本保証はない）するので資産額がゼロになっても文句が言えない世界ではあります。
しかし米国株式市場の過去の歴史をみれば２０年程度の運用期間があれば元本割れをする確率はほとんどない（なかった）のも事実です。
この事実は今後の未来にもあてはめてみても良いです。
株式投資の重要性に気付けるか気づけないか、やるかやらないかだけの差でうんと将来は変わってくると思います。
１０年前の自分に耳打ちしたいですが、そんなことはできません。
これから未来のある看護師さんには、食いッパグれのない彩り豊かでより良い人生を歩んでいって欲しいです。
