このコメントは、インディックス投資家でアーリーリタイアされたナイトウォーカーさんのブログを拝見して、心にグサッときました。
薄々そうなのかと考えてましたが、実際にリタイヤされている方なのでズシリと重みのあるコメントです。
サラリーマンは一日通常8時間会社に拘束されています。
土日が休日だとすると月の20~25%の時間が労働時間になり残りは、通勤や睡眠、余暇の時間です。
サラリーマン稼業を過ごすことは人生の2~3割程度を勤労に充てる計算になります。
人生の大半までとは行きませんが、この労働時間を苦痛ととらえていれば、とてつもなく長く感じますし、充実した時間と捉えることができればあっというまのサラリーマン人生です。
私の今の実感としては、充実感が2割位でのこり7割は苦痛かなという感じです。
20代30代のころは今よりも充実感が多かったと思います。
なりふり構っていなかったというか、自分がいなければこの仕事は誰ができるんだみたいな責任感がありました。
実際に突然仕事を放りだせば替えが効かない体制でもありました。
一度20代後半に転職し、より大所帯の組織の中で働くようになってからは20代の頃に感じていた充実感も徐々に無くなってきました。
シンプルにいうと大きな組織の中で働くってことは、人ひとりが突然働かなくなっても組織全体としては健全に体制を維持していくように仕組作りをします。
その結果体制としては強固なものになりますが、個々の特性や充実感みたいなものは得られ難いんですよね。
その人生の大切な時間を占めるサラリーマン時間で得られる人脈はしょせん会社の後ろ盾の中だけであって、ひとたび会社を離れれば何も役に立たない(たたなかった)というリタイヤをされたコメントには繰り返しますがすごく重みがありました。
サラリーマン稼業に多くを求めず、つかず離れず程よい距離感を模索したほうが良いかもしれません。
最近会社ではほとんどプライベートのことは話さなくなりました。
全くではないですが、必要最低限というか辺り障りのない会話で過ごすことが多いです。
会社に仕事以外のことを求めないでもよくなった面が大きいかもしれませんね。
会社以外のことはSNSとかブログとかネットを介してディープなコミュをいくらでもつくれる環境が寄与している思います。
サラリーマン時間は仕事のことに集中して、それ以上でも以下でもない限定的な人間関係と割り切った方が今は気持ち良いです。
いくらサラリーマンが好きでも、未来永劫勤めることはできません。定年という強制退去制度がありますし。
良くも悪くもしょせん会社の名刺でのつながりなのだと思えば、会社で嫌なことがあってもそんなに気にならなくなると思います。
サラリーマンしながら、サラリーマン以外の人生も同時並行で見つけて行ければ豊かな人生に繋がるのかなと思います。
会社で知り合った人と個人的なつながりができれば人脈は退職後も生きると思いますが、そうでなければまったく疎遠になりますね。
私も前職の会社関係の人間とはほとんど連絡をとったことがないです。たまに後輩から仕事についての相談がくるときがあるのですが、そういうのはうれしいですね。
会社の人間関係はどうしても利害が関係してくるので窮屈だと感じます。ある程度は割り切ることも必要だと思います。
会社での個人的な繋がりがあれば、確かに退職後も活きてくる思います。
会社では仕事以外の関係を無理に持つ必要が無いんだと気づけたことが自分としては大きいです。
なので不必要なストレスが無くなってくるので以前に比べ仕事へのモチベーションが楽になりました。
<私も前職の会社関係の人間とはほとんど連絡をとったことがないです。
クロスパールさんも同じような経験をされているんですね。
会社の人間関係は確かに複雑な利害関係なので、仕事以外のことで目立つとほとんど良いことはありません。
会社辞めたらあと腐れない人間関係なのであれば、帰って割り切って仕事に集中できるかなと思います。
そう考えるとサラリーマン生活も悪くないような。。
時間拘束はしかたないですね。
その仕方ない拘束からの解放欲求がアーリーリタイヤに憧れる要因だと思ってます。