昨年末から、今年にかけて長期金利の利回りが短期金利のそれを下回る逆イールドなる現象が起きていて近いうちに景気後退するのでは?とメディア等で報道されています。
金利は長く貸せば貸すほど金利がかかるので、普通に考えればなんでこんな現象が起こるのか不思議です。
世の中の大多数がマインドとして将来を悲観視するので長期で貸し付けをおこなっても儲けられないかもしれないと思うからでしょう。
過去30年を振り返れば逆イールドが3回発生しているらしくてその1~2年後には不景気に陥っている事実から今度も景気後退が起こるのだと言われています。
ホントにそうなるでしょうか?
基本的に企業の業績は悪くないし日米共に雇用統計も悪くないです。
株価は未来を予測することはできないと思っています。できるのは過去を振り返ることだけ。
過去同じことが3回も起きたのだから今度も必ず不景気の波が押し寄せるとは限りません。
基本的に原理原則がないのが株式投資の世界です。
株式売買を3年以内位のスパンで短期売買する方針であれば今の時期は非常に悩ましいタイミングだと思います。
5年以上の長期投資方針であれば、気にはなりますが基本何もしないのが一番の戦略です。
逆イールドと不景気の因果関係が今回も適用されるのであれば、長期投資家にとっては買い時にすら思えます。
銀行関係の専門家も逆イールドと景気の因果関係は認めていなし、背景はアメリカFRBの公的機関が大量に長期の米国債をもっているからだとする見方もあります。
いろんな情報が入ってきますが、長期投資は企業のビジネスのみを見てするかしないかを決めるのがベストです。
金融のなまじ知識を覚えてしまうと、どうしても小手先の欲が出てきます。
長期投資は淡々とホールドです。
ビジネスの将来性を見切った時が売り(離婚)時です。