先週日曜日の日経新聞の一面に認知症患者の資産が200兆円規模になっており、本人の意思が確認できない状況では支払いに応じることが出来ない旨の記事が載ってました。
日本の資産の一部がこんなことで凍結になっているなん正直この記事を目にして、なんだかさみしい気持ちになりました。
65歳以上の認知症患者の方は推計で520万人。
戦後の高度成長時代の主人公の世代の方達です。自分の親の世代で今日の日本経済の礎を造ってこられた世代の方達です。
投資よりも貯金していれば資産が増えていた価値観の時代を駆け抜けていった人達です。
日本の家計金融資産の2000兆円の約10%が凍結状態になることを政府は危惧している旨が書かれていました。
そんな日曜日の日経記事が記憶にあるなか、米国投資ブログのHIROさんが4割のアメリカ人が400ドルの急な支出に耐えられない。←むしろこれが普通?
の題でブログ記事をアップされていて目にとまりました。
日本と米国でお金に対する価値感や文化は違うでしょうが、日本より米国の方が経済の回し方が上手いと言えます。
日経の記事とヒロさんのブログを見比べて、やっぱり米国の方が経済は回ってて投資対象しては米国が断然有利だと思わざるを得ません。
なので、今後も私の米国株のポートフォリオ比率は上がっていくとは思いますが、同時に日本経済の事も気になってしまいます。
記事には資産凍結の知恵を考える必要があると書かれています。
根本的にはお金に関する教育が日本ではほとんどされてこなかったことが、原因としては大きいんじゃないかなと思います。
私も投資を本格的に始めるまでは、金融の事は全く興味がありませんでしたし、勉強する気にもなりませんでした。
義務教育から当たり前のようにお金の使い方、増やし方を教えておくことがこれからの上手な資産運用の近道になると思いますし、凍結資金の解決にもなると考えます。
日本人は貯金が大好きです。なのでお金に関しては本音の部分ではみんな興味があるはずです。
あるはずなのですが、同時に清貧の思想も好みます。
清貧の思想をググると
無理に富を求めようとはせず、行いが清らかで貧しい生活に安んじている思想。
とあります。この思想も日本人は好きです。
お金好きなのに清貧思想も好む、まさに本音と建前の日本人です。
自分たちの親の世代を財産を活かすためにも、お金の事については貪欲に学んでいきたいです。
そしてこれから社会にでる世代(自分の子供ら)には、お金についての知識をたくさん得てほしいです。ブログなどのネット情報でも十分学べます。
高度成長時代で頑張った世代の方の資産が、こんな形で資産が凍結し経済を停滞させることはやっぱり悲しすぎます。
またこんなに多くの資産をお今後活かすも殺すも、我々の世代や若い世代です。
今後もお金や経済の事をもっともっと学んでいきたいです。