トーマスエジソンという名前を知らない人はいなほどその名はあまりにも有名で、歴史上偉大な発明者として知られています。
そのエジソンと電力方式で真っ向対立していた人物がこの映画の主人公ニコラ・テスラです。
テスラの名前自体は、今や電気自動車の先駆企業で世界を席巻し、株式市場では時価総額で世界企業の7位にまで登りつめ、自動車業界ではダントツのトップです。テスラの企業名もまた知らない人はいないでしょう。
そのテスラの生い立ちが、サクッと分かる内容になってます。
その中で、電力の送電網をエジソンが発明した直流方式(AC)とテスラが発明した交流方式(DC)の電力争いがあったのはこの映画見るまで知りませんでした。
現代を見ればその争い結果は、テスラの交流方式が勝利したのは明らかです。しかし、テスラが生きた時代ではその恩恵を受けることはありませんでした。
電気と光を利用して今の情報化時代を1800年代当時に青写真を描いていたのも天才発明家と評されている所以です。
しかし、その発明はあまりにも先進的すぎて投資家の理解は得られず不遇のまま生涯を閉じてしまいます。
アメリカの大財閥、J.pモルガンに何度も懇願し多額の投資は受けるものの、テスラが思い描いた電力システムや情報システムの実用化には至りません。
事業は大赤字を出し、火星と通信してる等、全く理解できない言動を見かねた、j.pモルガンの令嬢アンが諭します。
何を支配できる者が世の中を動かしていると思う?
それは、電力やエネルギーよ。
現実的且つ投資家目線で世の中を良くしようとしているアンから見ればテスラのやる事は理解し難く失望してしまいます。
1800年代後期の世界では、あまりにも先を行き過ぎていたテスラの技術や発明はその当時では日の目を見なかったのです。
約100年後、ニコラ・テスラの意思を受け継いだとも言える、イーロン・マスクが立ち上げた現代のテスラ社。
電気自動車を世の中に普及させ、電力システムそのものを支配しようとしてます。
電気自動車だけの企業ではテスラは終わることないでしょう。
電気自動車だけでなく、テスラパワーウォールという家庭蓄電システムも手がけており、まさにアンが諭した世の中を支配する企業体にテスラはなっていくんだと思います。
そう考えればテスラの今の株価は決して高くないのかも知れません。
私のテスラ株もガチホーホールドで買い増しも考えた方が良いかも。
この映画を見て改めてテスラ株を考える良い機会になりました。
ニコラ・テスラ自身の映像や歴史的な情報が少ない為、この映画で学んでみるのも良いかもです。
今のテスラ株の価値がこの映画を通じて見えてくるかもしれませんよ。