2001年アメリカ同時多発テロの大統領の一日を、インタビューを元に克明に綴ったアッブルTVドキュメンタリー番組です。
もう二十年前の出来事になります。
この出来事は、鮮明に覚えてます。
テレビで何度もワールドトレードセンター崩壊の映像流れてきて、とてもショックでした。
出向先の東京のワンルームで、1人言い知れぬ恐怖感に苛まれたことはは今でも鮮明に覚えています。
ニューヨークを代表する。ワールドトレードセンターのツインタワーがどちらも崩壊し、国防総省であるペンタゴンにも飛行機が撃墜しアメリカ全土が騒然した日になりました。
その日の朝、大統領は早朝ランニングで汗を流し、予定されていた小学校を訪問中に、飛行機がビルに撃墜されたとのの一方を知らされます。
その時までは単なる事故の認識だったという大統領でしたが2機目もビルに撃墜されたと耳打ちされ、表情が一変。
緊急事態との認識からエアフォースワンで避難し、上空からテレビ画像か僅かに受信する環境で情報を得ながら、空軍施設へ移動。
その後大統領の強い意思で首都ワシントンに戻り、その日のうちに大統領声明を出すまでが時系列に描かれていて、当時の生々しい様子が手に取るように伝わってきます。
空の上で、受信状態の悪いテレビの情報だけか主たる情報元で、衛星電話も上手く繋がらない状態がしばらく続いていたがエアフォースワン機内だったなんて今では到底考えられない通信環境だったのが伺えます。
何よりもドキュメンタリー大半がブッシュ元大統領本人のインタビューやエアフォースワンに同乗していた側近らの話で構成されており、とても詳細にその日出来事がどんな状況だったのリアルに伝わってきました。
アメリカ史上最悪のテロ事件から、アフガン戦争が勃発しました。
この事件を気にテロ対策防止法が強化され、テロ撲滅の機運が世界中で高まりました。
アメリカでは2001年9/11以降、国際テロは発生していません。
二十年前の出来事なので、大半の人にとっては遠い過去の出来事になっていると思います。
しかし、この番組を通じて平穏な日常は決して普通のことでは無いんだと、背筋が凍るような事件はいつの時代でも起こりうるのだと痛感させられます。
9/11から20年 経った今だからこそ明かされる国家情報なんかも見所のひとつでした。
今の民放テレビ番組では、こんな骨太なドキュメンタリー番組はまず見れないたろうなと思います。
それだけ課金してみる価値はあると思います。
夜の時間は専ら、Amazonプライム、Netflix、アップルテレビを見て過ごすのが一般的になってきました。