ベトナム株のポートフォリオの公開です。
じわりじわり、株価が低迷してきました。
それもそのはず、サベコ株にとっては良くない話題が浮上しています。
ベトナム政府が打ち出した飲酒運転の罰則強化で市場が縮小に転じ、今期の純利益は4割減の見通しなんです。
この記事自体、ベトナムはまだまだ発展途上国だなと思います。
経済先進国での飲酒運転はすでに厳罰化されており、日本も同じです。今の日本社会も飲酒運転なんてものは、もってのほか。
ちょっと飲みにいったりして、帰りは酔いを冷ましながら運転して帰ろうなんて感覚は20年以上前の感覚です。
飲酒運転の厳罰化で、ベトナムでビールの売り上げが落ちるということは、飲酒運転がベトナム国内で半ば容認されているという何よりもの証拠です。
このことは、ベトナムがより健全な社会になっていくきっかけになると思います。
この厳罰化で、飲みに行く人は一時的には減るとは思いますが、ビール好きなベトナム人が減るとは思いません。
ベトナム人がこの厳罰化を機会に新しい生活スタイルを模索し、新しいビールの楽しみ方を見つけるきっかけになると考えています。
コロナで生活スタイルが変化したように、ニューノーマール(新しい様式や形態)が少しづつ浸透していき、健全でより豊かな社会にベトナムはなっていくはず。
ちなみに罰則はというと、通勤手段であるバイクの最高額は従来の倍の800万ドン(約3万8千円)に引き上げられ、免許停止は最長2年間に及ぶそう。
ビール売上げの減少は長期的にみると一時的でしょう、今後株価が下がっていけばむしろ買いのチャンスかも。
また、政府はサベコ株を全額売却する方針も報道されています。
となると完全民営化の道をあゆみつつことになるサイゴンビール。
一見すれば、サベコにとっては飲酒運転厳罰化によるビール消費の落ち込みと、政府保有の株式売却で2重の苦しむを受けている構図に見えますが、長期的にみればステップアップのチャンスです。
今後もサベコ株(サイゴンビール)は長期保有し、場合によっては追加投資してもいいんじゃないかと思ってます。
でもSBI証券の手数料がバカ高いですけどね。そこはなんとかしてほしいなぁ。