連休が終わり明日から仕事というサラリーマンの方は結構いると思います。
人によっては仕事前日の午後から憂鬱になる、いわゆるサザエさん症候群の方もおられるかもしれません。
私はサラリーマン5年目位までは、サザエさん症候群で前の日の夕方から憂鬱でしかたがありませんでした。
今振り帰ってみると、そのころは新人で経験が浅く仕事を自分でコントロールできてなくほとんどが受け身での仕事の進め方だったので、何を指示されどうやって進めていけば良いか分からない不安と単純に経験不足の面から憂鬱な気分になっていたのではと分析しています。
一度だけ転職しましたが、仕事内容は同じようなメーカ技術職を20年近くやってきますので、ある程度は自分で時間を管理しながら進められるので余計な憂鬱というのはあまり無いです。
組織で働く以上は、集団の中の自分の役割で動きますので、忙しい時期やそうでもない時期が数年毎位で波があるように感じています。
この仕事の波が、働きアリとそうでないアリによく似ています。
アリの集団は全てのアリがまんべんなく働いているのではなく、集団の7~8割が働きアリでその他は休んでいるアリになるそうです。
決してサボっているからではなく、働き者が疲れたら、普段働いていないアリが仕事を肩代わりすることで集団のパフォーマンスを維持するためのリスクヘッジをしていることが知られています。
現在の職場での私はどちらかと言えば働かないアリの部類です、自らが希望してそうなっているのではなく、職場での役割や業務内容からある意味自然のなりゆきであまり忙しくない環境で過ごしています。
こんな時は、もっとチームや職場に貢献したいので、あれこれ提案してもがいていましたがあまりよい結果にはなっていません。
むしろ、あまり忙しくない環境を受け入れ、自分の役割を客観的にとらえた上で自分の仕事を進めた方が断然うまく仕事が進みます。
忙しくてもストレスはたまりますが、暇な時期でもストレスは溜まってしまいます。
そんな時はアリを思い出します。
サラリーマンもアリも対した差はありません。
生産性を上げる為、集団のパフォーマンスを維持してくことが重要で、個体の忙しさや暇な状態はさほど重要ではないです。
集団としての役割に集中し徹することでやるべきことが見えてきてストレスを感じ難くなります。
職場でストレスを感じる時は、もっぱら人間関係や他人との比較や他人からの評価の時です。
この点においては、アリと違って人間は大脳が発達しているのでどうしても余計なことを考えてストレスを溜めているのではないかと分析しています。
アリを見習って、集団のパフォーマンス(生産性)に徹し明日からの仕事に取り組んでいきたいなと思います。(理想論ですが。。)