富士山7合目で無事宿泊を終えて、ついに明け方から登頂アタックを試みます。
まずは、明け方前4時ごろから出発。
7合目宿で、コーヒーを頼み持参したSOYJOYとウィンナーとパンで腹ごしらえ。
ここはすでに標高3000m付近。気圧が低く密封された食品類はパンパンになります。
富士登山のおよそ17%が何らかの高山病にかかり、登頂を断念するそうです。
念には念を入れて7合目宿に宿泊してよかった。
若干の頭痛はあるものの体調は良好。気温も10度くらいあってそれほど寒くない。

ご来光は7合目から8合目位の登頂中に訪れました。
せっかくの富士登山ですが、頂上ご来光はあきらめました。
7合目以降はどこからみても雲の上で、実質変わらないと思ったし、人ごみで登山渋滞を気にせずご来光を仰ぎたかったから。

前後の登山客もまばらな明け方に、ゆっくりとご来光を拝むことができました。

岩場で休憩しながらぼーーーっとご来光を待ちます。

一年365日同じことが繰り返されてる日の出。
しかし富士登山のご来光は格別。
見る側の人間が勝手に山に登り、勝手に感動してるだけなんだけどなー。
こうゆう体験が贅沢で豊かな人生そのものだと思ってます。

自分の影をパシャリ。
ご来光を眺めた後は頂上までひたすら上ります。

8合目の白雲荘。
数分の休憩をして、ペースを崩さず淡々の上ります。

岩場が多く。直物もほとんど無くなり森林限界へ。

日差しがとてもきつい。

本8合目。淡々と上ります。

完全に植物の生えない完全な森林限界の世界。空気も薄く。体調を考えながら登ります。

8.5合目にあるご来光館。ここから山頂までは約90分。
あと少し。

完全に非日常の別世界。
天気も良く無風の状態が続いてラッキーでした。

ひたすら上ります。すでに空気はふもとの3分の2程度。
動きが遅くなるのが明らかに実感できます。

10歩登って、息を整える。数を数えながら足を運び。呼吸に集中します。

なんで富士山頂で登山渋滞が起きるのかが分かりました。
単純に人がたくさんいて渋滞になるのではなくって、みんな動きが遅くなり渋滞しているかのようにみえるんです。空気が薄いから。

9合目以降は、いたるところで休憩しながら登っているひとがたくさんいました。
7合目位まではおしゃべりしながらうるさい位に威勢の良かった学生グループも、必死な形相でかわす言葉もなく淡々と上ってました。
それくらい、地上とは別世界の環境。
決して気軽に登れる山ではありません。

頂上の鳥居が見えてきました。

鳥居横の獅子が登頂を出迎えてます。

2017年8月10日 午前10時前。
無事に富士山頂に登頂。

山頂はたくさんの人でごった返し。

体調悪そうなひともちらほら。
ある程度の準備をしっかりして、日程やリスクも考慮して登らないと、登頂することはできても楽しむことは難しいと思いましたね。

活火山である富士山は噴火口も超巨大。圧巻です。

お鉢巡りしながら、富士山郵便局まで向かいます。

ここで記念切手を購入。ここでしか手に入らない貴重なアイテムをゲット。

郵便局の隣の小屋でしばしの休憩。
休んでいても空気が薄いので、なかなか呼吸が整いません。気分悪くなります。
別世界の山頂です。だんだんと頭痛の兆候が表れてきました。
下山の体力と頭痛を考えたらあまり山頂に長居はできないと判断。

11時過ぎには下山を開始。山頂には2時間も滞在しませんでした。無事に下山しないといけないですからね。

15分くらい下って。3分のインターバル。その繰り返して規則的に下山していきました。

下山途中1時間くらいで、頭痛も収まりました。

ほぼ一日完璧な晴天に恵まれて、風もなく最高の登山日和にアタックできてよかった。

無事5合目まで下山。
登頂時に比べて霧もでていて人も多く、良いタイミングに登れたことにひたすら感謝です。
その後はふもとまでバスで下山し。富士登山をコンプリート。
またいつか来ると思います。
今度は5合目からの下山しながらの散策なんか良いかも。
まずは無事に登り下山できたことが一番ですけど。
