富士山麓までたどり着いて3日目、ついに晴れ間のチャンスがやってきました。
前日までの台風が完全に抜けました。
早速早朝のバスに乗り為、準備を進めます。
朝の6時位でシェアハウスの共同場にはだれもいないだろうと一人コーヒーを飲みながら朝食のつもりが、既に先客が。。
その方は前日の荒天の中、富士5合目から家族でアタックされた方でしたが、無念にも頭痛がひどくなり、旦那さんと子供は登頂に向かい、一方の奥さんは無念にもリタイヤされました。
富士山は日本屈指の観光名所です。
しかし、同時に日本一標高の高い山でもあります。
山頂付近は地上の70%どの酸素濃度、登頂に関しては約17%の人がリタイアする山で、安易に登れるような山では決してありません。
アタックは決めましたが、万が一を考えて本日は7合目の宿で夜を過ごし、標高に体が慣れた明け方に7合目を出発、ご来光を拝みながら山頂アタックの計画。
早速、麓のバス亭から5合目まで行きます。
道中約一時間、隣は横浜方面から来られたシニア登山家の方と一緒になり、世間話や登山のことで談笑してました。
愛好家の方にとっては、登山のことを【山をやる】と言われます。
一緒になった愛好家の方達は、5合目まで行って麓まで下るコースで楽しまれるそうです。
富士山と言えば、山頂を目指すとこと。
愛好家の方から言わせると山頂は、ガレバの連続なので一度いけばおおよそ満足で、それよりも草花が楽しめる5合目以下の方が体力的にも楽で山のリスクがないので楽しめるとのこと。
ベテラン登山愛好家の愉しみ方に感服させられながらあっという間に5合目へ。
無茶苦茶観光客だらけ。。展望も良くたくさん人が外にいます。
お土産屋さんもたくさん。
無事登山に成功したら買って帰るものをあらかじめ物色しておきました。
たぶん疲れて判断能力無くなっているので今のうちに買うのもだけ決めておくのが、時間効率が良いです。
郵便局もあってここにしかない、木札のはがきを購入。
遭難防止?に実家宛てに送付しました。たしか1000円くらいして結構高かった。
どこまで運んでくれるのか?と思ったら5合目周辺のみだそうで、観光目的な馬のよう。
明らかに軽装で登って、疲れ果てた外国人観光客らしき人達が登山道口付近に結構たくさんいました。
山道は整備されているだろうけれども決して簡単には登れないことを改めて実感。
どんな山でもそうですが、山登りはリスクが高いレジャーです。
緊張感が無いと痛い目に遭うし、そもそも楽しめません。
出発前に緊張感をほぐし、標高慣れする為1時間くらいはウロウロ。
コーヒーブレイクで時間をかけてか体を慣れさせます。
入り口付近で入山料を払い、いざ登山開始です。
しばらくは平たんな道が続き、快適に登れます。
麓が一望できるほど天気は回復しました!
ホントに富士山来てよかった! 麓で待機していてよかった!
約1時間ほど平坦な道がつづきましたが、いよいよ本格的なのぼり。
6合目付近。結構ガスが多め。
あっと言う間に7合目の宿に到着。
時間はまだ15時前。
余裕を持って到着。明日の明け方までこの宿に滞在します。
来た人から順番に寝床が決まります。
予約したのは、雑魚タイプではなく個室タイプの部屋。比較的にストレスなく夜が過ごせます。
食堂はこんな感じ。すべてが富士山料金で高め。特に水は麓の倍以上の値段がします。
夕食と明日の朝食分は持参のもので済ませます。
あと楽しみだったのがこれ
右側の小さいペットボトルは水ではなく、日本酒。
柿の種をおつまみに、夕方から外の登山者を眺めながらのお酒を愉しみました。
夕方になると人がたくさん。
食堂もごった返しています。
外はいままで見たことのない絶景。
飛行機からでしかみたことのない風景が広がってます。
雲を背景に自画像でパシャリ。
夕暮れがとても幻想的。
暗くなっても5合目から上がってくるひとがたくさんいました。
明日は明け方出発なので、しっかり宿の個室でゆっくりします。
7合目までだと個室の宿があるし比較的安しです。たしか6000円台だったはず。
山頂に近づくほど、値段は高くなるし高山病のリスクは高まるので、富士山初心者には文句ない環境でした。
個室の照明が明るすぎたので、帽子で間接照明にしてゆっくりと過ごしました。
隣が壁越しの共同トイレだったので、出入りの人の音がきになりましたが耳栓でなんとかカバー。
登頂のワクワク感もあり熟睡はできませんでしたが体力はしかっり回復できました。
日をまたいであすはいよいよ富士山山頂アタックします。