AIの波が押し寄せて頭脳労働から解放されつつあります。人類はあえて頭を 使ってボケるのを予防しないといけない。 生涯楽しめる娯楽に価値が出てくる世の中になりつつありますね。
企業分析レポート:株式会社コシダカホールディングス (2157)
作成日: 2025年12月4日 対象企業: 株式会社コシダカホールディングス(東証プライム) 主力事業: カラオケ事業(「カラオケまねきねこ」)
1. エグゼクティブサマリー
同社は、コロナ禍のダメージを完全に克服し、過去最高益を更新し続ける強力な成長フェーズにある。主力事業「カラオケまねきねこ」の駅前・繁華街への積極出店が奏功しており、2025年8月期は売上・営業利益ともに過去最高を達成。今後は、年間出店ペースの倍増(50店舗→100店舗)と、東南アジアを中心とした海外展開を成長エンジンとし、さらなる業容拡大が見込まれる。
2. ビジネスモデルの強みと変革
-
ローコスト運営の徹底: 居抜き物件の活用による低い初期投資と損益分岐点、飲食物持ち込み可(=厨房オペレーションの簡素化)による効率的な運営が強み。
-
出店戦略の転換: 従来の「郊外ロードサイド型」に加え、近年は**「駅前・繁華街・都心部」への出店**を加速。これにより若年層を中心とした客数増を実現し、収益性が向上している。
-
エンタメ化(EIP戦略): カラオケルームを「歌う場所」から「プライベートエンターテインメントルーム」へと再定義。ライブ・ビューイングや動画配信など、多様な利用動機を取り込んでいる。
3. 直近業績の評価(2025年8月期 実績)
本業の稼ぐ力が極めて好調に推移している。
-
売上高: 693億6,600万円(前期比 +19.1%)
-
営業利益: 115億2,500万円(前期比 +17.2%)
-
評価: 既存店売上の好調に加え、新規出店効果が上乗せされ、売上・営業利益ともに過去最高を記録。コスト増(光熱費・人件費)を増収効果で十分に吸収している。
-
4. 今後の成長戦略と見通し(2026年8月期〜)
会社計画は非常に強気であり、第2の創業期とも言える拡大路線を描いている。
-
業績予想:
-
売上高:825億3,100万円(前期比 +19.0%)
-
営業利益:130億円(前期比 +12.8%)
-
-
国内:出店ペースの倍増 これまでの年間50店舗ペースから、年間100店舗体制へとギアを上げ、圧倒的なドミナント化(市場シェア拡大)を狙う。
-
海外:東南アジア展開の加速 マレーシア、タイ、インドネシアに加え、新たにフィリピンへの進出を計画。海外店舗網を現在の数十店舗規模から、将来的には数百店舗規模へと拡大させる方針。
5. 結論・投資評価
評価:ポジティブ(成長継続)
国内カラオケ市場におけるシェア拡大余地は依然として大きく、加えて海外市場という新たな成長軸が明確になりつつある。急速な出店に伴う「人材確保」が唯一の懸念材料だが、現状のブランド力と収益性があれば克服可能と見られる。 一時的な損失計上があった前期に比べ、今期は純利益の回復も見込まれるため、ファンダメンタルズ(基礎的条件)は極めて良好である。
競合比較サマリー
結論として、コシダカは**「カラオケ店舗事業」における成長性が最も高い**です。
-
コシダカ: カラオケ専業で**「拡大期」**(積極出店、シェア奪取)
-
第一興商: 総合音楽企業で**「成熟・再編期」**(不採算店整理、業務用機器販売で稼ぐ)
-
ラウンドワン: 複合レジャーで**「転換期」**(カラオケは脇役、クレーンゲームと米国事業へシフト)
1. 主要3社 経営数値比較
(※直近の決算数値より独自に作成)
| 項目 | コシダカHD (2157) | 第一興商 (7458) | ラウンドワン (4680) |
| 主力ブランド | カラオケまねきねこ | ビッグエコー | ラウンドワン |
| 店舗数(国内) | 687店舗 (業界1位) | 約510店舗 (2位) | 98店舗 |
| 出店戦略 |
攻勢 (年間100店舗ペースで出店) |
効率化 (不採算店を閉鎖、微減傾向) |
現状維持 (既存店の改装・クレーンゲーム化優先) |
| 営業利益率 | 16.4% (25/8期) |
12.1% (25/3期 2Q全社) ※店舗事業単体はさらに低い推測 |
16%台 (25/3期 予想) ※米国・クレーンゲームが高収益 |
| 強み |
ローコスト運営 (飲食物持込可、居抜き出店) |
高品質・飲食 (DAM直営、料理・酒充実) |
複合エンタメ (ボウリング等との合わせ技) |
