昨年、私は不運にも骨折というアクシデントに見舞われました。
数週間の入院、そして約4ヶ月間の通院リハビリを経て、ようやく職場復帰を果たしたものの、そこで待ち受けていたのは、保険金請求のまさかの却下という現実でした。
私が加入していたのは、近年注目を集めている就業不能保険。特に、精神疾患もカバーされているという点に魅力を感じていました。
今回の骨折による休業期間は約4ヶ月。保険の適用条件である「事故後60日経過後」もクリアしており、最低でも1ヶ月分の給付金を受け取れると見込んでいました。
しかし、保険会社の審査結果は「不支給」。その理由は、「休業期間中であっても、障害等級2級相当の状態でないと給付対象にならない」というものでした。
約款やしおりには、確かに細かい文字でそのような記載がありましたが、一般的な解釈では、休業期間に応じて給付されると捉えられる内容でした。これは、正直なところミスリードと言わざるを得ません。
障害等級2級といえば、ほぼ寝たきりに近い状態で、国から障害者手帳が発行され、月々の支給金も受けられるレベルです。
今回の経験を通じて、私は民間保険の必要性について深く考えさせられました。入院や就業不能の定義が、加入前の説明と実際の適用で大きく異なる場合があることを痛感しました。
今回の休業期間中、私は会社から給与を受け取ることができませんでした。そのため、この保険を心の支えとしていた部分もありましたが、結果的にその期待は裏切られる形となりました。
今回の件で学んだ教訓は、以下の3点です。
- 約款は隅々まで目を通す: 保険加入前には、必ず約款を隅々まで確認し、不明な点は保険会社に問い合わせることが重要です。
- 複数の保険を比較検討する: 一つの保険会社の情報だけでなく、複数の保険会社の商品を比較検討することで、自分に合った保険を見つけることができます。
- 保険のプロに相談する: 保険に関する知識が豊富なファイナンシャルプランナーなどに相談することで、自分にとって最適な保険を選ぶことができます。
今回の経験が、皆様の保険選びの一助となれば幸いです。
免責事項:
- 上記はあくまで個人的な経験に基づくものであり、特定の保険会社や商品を推奨・批判するものではありません。
- 保険に関する情報は常に変化するため、最新の情報は各保険会社の公式サイトなどでご確認ください。
怪我による入院と休職した場合就業不能保険の審査はとても厳しいもので実際はあてにできなかった事実を残しておこうと思います。
当然この保管は審査却下が判明した日に解約手続きを行いました。
誰でも知っている保険会社だけにショックは大きいです。