好調な日米株式市場ですが、中身をみると違いがあります。
着目したのが、自動車関連株の比率の差です。
自動車関連株がTOPIXでは8%でトップ3に入っているのに対して
米国はトップ10以下の0.8%程度です。
組みみ入れ比率に日米で業種別に差があります。
以下グラフは日経新聞より引用
日本は製造業中心の時価総額に対して、米国はIT,金融と非製造業が上位を占めています。
この組み入れ比率の差が今後のパフォーマンスに大きく影響することでしょう。
日本の自動車株はトヨタ以外は殆どパットしません。
広島のお膝元のマツダ株なんて、5年以上ずっと右肩下がりです。
この株価に似たような自動車関連株価がTOPIXの多くを占めているのですから、日本株のインディックスとしてはあまり魅力を感じませんね。
一方の米国ではS&P銘柄には入っていないものの、自動車関連株で恐ろしく急伸している企業があります。
EVの量産化目前で席巻しそうなテスラです。
過去5年の株価から天井を突き抜けました.
日本のエンジン車並みの価格でEVを量産し始めています。
航続距離もエンジン車と遜色ないレベルまで技術進歩してます。
自動運転もテスラ独自のAI技術で、日本のそれとは異なったアプローチで開発がすすんでます。
凄いのは、EV用で使った古いバッテリーを家庭用の電源設備として使う構想があり、既にパワーウォールというシステムで日本に上陸しているんです。
今後のEVは、家庭用電源までのインフラをも網羅していき車の概念が根底から変わりそうです。
こんなお化けみたいな企業が米国にあり、S&Pにすら入っていなんですから米国の
底力を感じずにはいられません。
今後の私投資方針としては、少なくともTOPIXや日本のインディックスは売却の方向ですね。
日米株共に気味悪いくらいに好調なので、成長性が疑われる日本のインディックスを売るのにはタイミング良いかも。