神戸製鋼(5406)がこのところ持ち直しを見せている市場に対して逆走しています。
偽装問題が昨年10月頃で株価急落後に真っ先にバリュー投資だと判断して買いましたが、今回はどうでしょうか?
今週主だったの記事と言えば、経営陣の刷新と米国消費者からの訴訟問題です。
経営陣の刷新はさほど株価を左右するものではありませんでしたが、訴訟問題は中々根深い問題だと考えています。
簡単には決着しないでしょうし、エアバックのタカタのように上場廃止まで追い込まれることはないとは思うのですが、訴訟問題の長期化は避けられないでしょう。
トクサイと呼ばれる日本独自の商慣例は通用しないことが証明されました。
かくいう私も製造業に携わる者として決して他人事ではないとおもいました。
良くも悪くも日米ともにコンプライアンス重視の世の中です。一流企業は特に敏感にとらえていると思います。社員一人一人に会社のブランド価値を考えさせられ、そしてそれを壊さないためにどんな事が重要なのかを叩き込まれます。
神戸製鋼の場合は個人というよりも組織として、今の世の中からみれば悪しき商慣例で訴訟問題にまで発展してしまいました。
問題が落ち着くまでは、一旦手放しておいたほうが良さそうです。